編集者だった私がWEBデザインで気を付ける5条

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編集マンだった私がWEBデザインで気を付ける5条

私は元々社員数800人以上いる旅行パンフレット制作会社の編集者でした。
そこでの修行の話はまた別の機会に致しますが、編集者からWEBデザイナーになるにあたりすごく苦労がありました。

会社ではダサいと言われ、
クライアントからは違うと言われる毎日・・・

パンフレットとWEBはそもそも違う生き物であると認識すべきです

金赤白抜きはダサい

DTPあるあるだと思いますが、目立たせたいところを金赤の下地に白文字にする・・・
これWEBでやるとすごくダサいです。

旅行パンフレットと言うのはその特徴がらか様々な色を使い、写真を詰め込み、文字を組んでいきます。
そんなごちゃごちゃした中で一番目立つのが金赤白抜き(金赤下地に白文字)なのでしょう・・・

WEBは後で書きますが空間にゆとりを持たせて見やすくするという特徴を持っています。
必然的に金赤白抜きは目立ちますがすごく浮くわけです。

赤に白抜きはあんまり使わないですが、
まれにWEBデザインで使う事がありますが色の感じやデザインに気を使ってかなり気を使います。

フォント数は抑えよう

パンフレットなどではページや企画毎にフォントを使い分け、その企画やページの中でも複数のフォントを使うことが多いです。
WEBでページ毎にフォントを使い分けていると統一感がなくなってしまいます。

また、WEBでは使えるフォントが限られてきます。
フォントは基本的にはビジュアル以外ではhtmlに打ち込みが基本です。

打ち込みのフォントはPCにデフォルトで入っているフォントかWEBフォントを使う必要があります。
しかし、打ち込みのフォントは基本的にゴシック1種類、明朝1種類、英数字1種類にすべきです。

また、WEBフォントは基本的には3つ以内に抑えましょう。

色を使いすぎない

『フォント数は抑えよう』で触れましたが、パンフレットなどでは企画毎、ページ毎で色合いをあえて変えたりします。
それでは統一感がなくなってしまいます
※ランディングページや企画ページは別です。

よく言われるのは3色でデザインをしなさいです
(いろんな会社のいろんな先輩から同じことを言われたので間違いないw)

詰め込むのではなく空間を楽しむ

パンフレットなどはいわば積み上げるデザインが多いと思います。
隙間を詰めて、隙間が空いたらもったいないから写真やイラストを入れたり、金赤白抜きでキャッチを入れたりします。

WEBではその隙間をどう見せるかがキーになってきます。

紙と違いWEBは縦がいくらでも長くできますし、
やりようによっては横幅も無限です。

なので、見やすさ空間の取り方でメリハリをつけたり、目立たせたりする事が大切になってきます。

Q数とは言わない?用語が違う

「Q上げ、長体かけて行間そろえる」
WEBの方はおそらくわからないのではないでしょうか?

翻訳すると・・・
「フォントサイズを大きくして行間そろえるためにフォントを長細くして」

そのほかにもトルツメやトルイキなどほとんど通じません。
業界用語は使わずに素直な心でコミュニケーションをとりましょう!

まとめると

WEBと紙は本当に違うメディア、違う生き物だという事をわかっていただきましたでしょうか?
わからん?実はね・・・これ序の口ですwもっと書くことがありますが読む側も私も疲れちゃいますので基本的な事だけ書かせて頂きました。

編集者がWEBデザイナーに転職される事があったとしたならば今までの経験を活かすところはあります。
ライティングとか・・・

でも、一からやり直すぐらいの気持ちで臨みましょう。
知ったかしてしまうと怒られるだけなので注意です

和風デザイナー

和風デザイナーシミズ ヒロカズ

1987年京都府生まれ。奈良県の大学にて奈良文化、デザイン、アニメーションを学ぶ。

印刷物の編集プロダクションで編集とライターを経験した後、オンラインショップのマーケティングを担当、Web制作会社を経て独立。

日本の歴史・文化・伝統を取り入れたデザインを得意とする和風デザイン専門店ひだちデザインを開業。

デザイン・メディア・イベントを通して多くの方に日本文化を生活や事業に活かして頂くべく事業展開。