コーダー出身の私がデザインで気を付ける5条

コーダー出身の私がデザインで気を付ける5条
  • tweet
  • いいね!
  • はてなブックマーク

更新日時

コーダー出身の私がデザインで気を付ける5条

htmlコーダーだった私がWEBデザインを行った際によく言われたこと・・・
それは面白くない!

他のコーダーさんに聞いても同じ事を言われた方が多数おられました・・・
そこでそんなコーダー僕たち私たちはなぜ面白くないのかをドドっと見ていこう!という会でございます。

【目次】
・効率化と性能を重視ししすぎてしまう
・パターンを多く使ってしまう
・そんなことをしたらサイトが重くなる!っとブレーキをかける
・SEOを考慮しすぎる
・デザインの意味を深く考えていない

効率化と性能を重視ししすぎてしまう

「こうした方が早くコーディングできるよ!」
「こうした方がユーザビリティあがるよ!」
「だから、このデザインなんです!」

言っていることはもっともですが、それではなかなかデザインにならないなーっとデザインをやり始めて痛感しました。
企業サイトならその企業の雰囲気、カフェならメニューや外観や店主の人柄、商品なら商品の強みやイメージをデザインに込めなければなりません。

確かに、効率化やユーザービリティは大切です。
いや、本当に大切です。けど、サイトに目的を持たせないデザインは果たして面白いでしょうか?

なので、私がやっていることはコーディングの速さやユーザービリティなどはもちろん考慮します。
考慮しますが、後工程に回してます。

一旦は特徴をデザインに落とし込むことが先決です。

パターンを多く使ってしまう

これもよくありがちだと思うのですが、
極力同じデザインパターンを使いまわす事でソースの軽量化や工数の削減につながります。

お客さんやユーザーに
「あれ?このページ見なかった?」
なんて、思われたら恥ずかしいですよね。

パターンを使いまわすのは大切なことです。
けど、パターンを組み合わせて使ったりバリエーションを増やす事はもっと大切です。

そんなことをしたらデザインが崩れるんじゃない?
なんて、思われるかもしれません。そこはデザイントーンにきっちりそろえていく事がデザインです。

そんなことをしたらサイトが重くなる!っとブレーキをかける

特にアニメーションを付ける時など、
「こんな動き実装したら確実に重くなるよね・・・」
あると思います!

けど、軽いだけがWEBサイトの基準なのかと言われるとそうでもないと思います。
コーダー時代は、一文字、一行をどうやって削減するかを考えてコーディングしていました。
もちろん、アクセシビリティやユーザビリティも考えますが・・・

けど、デザイン再現の中でできる限りのハイパフォーマンスを出すのはコーディング段階であってデザイン段階ではあまり考慮しなくていいと思います。
※ただし、度が過ぎるのはどうかと思う次第ではあります。

どうやったら、サイトの雰囲気を商品や企業に近づけれるかを一番に置いてデザインをすべきです。

SEOを考慮しすぎる

h1をできるだけ上に持ってくるとseo的に有利よね。
ここはもっとテキスト増やさないと・・・
大事だと思います。

ただ、何度も書くようにそれが商品や企業の雰囲気などにマッチしたデザインになっているかという事が大事です。

これらの対策は今のところ、言っても微々たるものです。
その積み重ねが大事!とてもよくわかりますよ。けど、きっちりとしたイメージを伝えられなければSEOで上げたところで効果半減だとは思いませんか?

SEO対策は基本的なところは抑えつつ、
コーディング段階で対策を行いましょう。

デザインの意味を深く考えていない

4つのまとめになりますが、
何のためにデザインをするのかが不透明なままかっこよく、ハイパフォーマンスに機能性の良いサイトを作る事に集中してはいませんか?

私もそうでしたし、
私の周りの方も結構いました。

本当にサイトがそのサービス、商品、企業にあったものなのか?
それを考えつつ進めるべきです。

まとめると

まとめると一旦、コーディングの事を忘れてデザインしてみるといいと思います。
もちろん、予算上コーディングに工数をかけれないモノも沢山あると思います。

そういった場合は別として、
きっちりデザインを引いて面白くないといわれないためにはまず、その商品・サービス・企業の特徴をサイトに落とし込む。
これが一番大事な事です。

和風デザイナー

和風デザイナーシミズ ヒロカズ

1987年京都府生まれ。奈良県の大学にて奈良文化、デザイン、アニメーションを学ぶ。

印刷物の編集プロダクションで編集とライターを経験した後、オンラインショップのマーケティングを担当、Web制作会社を経て独立。

日本の歴史・文化・伝統を取り入れたデザインを得意とする和風デザイン専門店ひだちデザインを開業。

デザイン・メディア・イベントを通して多くの方に日本文化を生活や事業に活かして頂くべく事業展開。