インバウンドメディアの企画・運用・制作

インバウンドメディアの企画・運用・制作
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更新日時

インバウンドメディアってどんなサイトを作ったのか?

神社参拝図鑑という神社を紹介するサイトを作りました。

今回はなぜ神社を紹介するサイトを多言語化してインバウンド向けにしたのか?
その狙いなどを書いていきます。

国内外向け神社を紹介するサイト

始まりは、日本人向けに地元や自分にあった神社などを知ってもらうためのサイトとして2018年の6月にオープンしました。
もちろん、多言語化してインバウンド向けメディアにするという事を頭に入れて制作。

まずは、1年位メディアを育ててから多言語しようと決めてました。
2020年までにインバウンドで集客できるサイトにしようと・・・

ですが、大先輩WEBデザイナーRish DESIGNYATさんにご指摘を受けてすぐに多言語対応しました。
YATさん:コンテンツが溜まってきたら多言語化大変になるから直ぐにやったほうがいいですよ

やってみるとすごく大変で英語版のページを作るだけで日本語ページと同じ労力がもう一度かかってくる+翻訳作業が入ってきます。
日本語のコンテンツがあったとしてももう1コンテンツ新しく作る以上の労力がかかってきます。

このような経緯で早くもインバウンドメディアを制作・運営することになりました。

サイトを持っていない神社さんも気軽に掲載できる

このサイトのコンセプトは2つあります。

1つ目は、サイトを持っていない神社さんも気軽に掲載することが出来るということです。
この点は、すごくこだわりました。

競合の神社サイトを見ると口コミサイトやユーザー参加型のメディアが多いのです。
このメディアはそれらのサイトとは違い、神社関係の方+サイト運営者しかコンテンツを作れないサイトにしました。

神社関係の方が投稿するということで信頼感が増して自ずとコンテンツの質が上がってきます。

2つ目は、必要な情報がすぐ目に入るサイトです。
長いご由来やうんちくなどよりご利益や住所などが目に入るように作られています。

どうやって作ったのか?

ひだちデザインは、WEB制作をやりますので全て自前で制作しました。

神社ガールと呼ばれる女性数十人に雑談方式のインタビューをしてどのような情報がほしいのか?どういうサイトが今欲しいのか?と言うことを徹底的に調べることからはじめました。
リサーチが終わるってコンセプトに落とし込んでデザインをつくる。

この神社参拝図鑑の特徴ですが、
神社関係の方も投稿することがあるのでわかりやすい投稿画面も作る必要がありました。

サイト構築にはWordPressを使用しておりますので、
カスタムフィールドを使ってどこに何を入力したらいいのか明快にしました。

今の所、すごくわかりやすいとご好評だったりします。

インバウンドメディアに最適?多言語化プラグイン「Polylang」

多言語化プラグインはPolylangの他にもあります。
私がPolylangを選んだ理由は、幅広く多言語機能が使えるからです。

メディア、カテゴリー、タグ、メニュー、ウィジェット、カスタム投稿、カスタムタクソノミー、スティッキーポスト、ポストフォーマット、RSSフィードなど多言語化することが出来ます。

詳しくはこちらを御覧ください!
Polylang

インバウンドメディアで狙った事

まだまだ知られていない神社でも素晴らしい場所はたくさんある

観光地化を狙ってるけど知る人ぞ知る神社、タクシーの運転手さんなどに聞いて初めて行ける神社などなど神社の中にはまだ知られていない宝物のような神社がたくさんあります。
そういった神社さんでホームページの持ち方がわからない、予算が出せないなどホームページに限ったことだけではないのですが、神社を知ってもらうきっかけが掴めない神社さんがあるとご相談を受けたことがあります。

ただや格安価格でホームページを作るわけにも行かず、歯がゆい日々を過ごしておりました。

ならば、神社関係者の方と作るメディアをつくろうと計画したことがこのメディアの始まりです。
日本人の方に知ってもらうだけではなく、外国の方にもこのメディアを通じて日本の文化の素晴らしさや美しさを知ってほしいと強く思いそれが行動力となりました。

本来ならトップページはスライダーにしたらいいと言われているのですが、できるだけ日本的なものに触れてほしいと日本神話に出てくる高天原をイメージしたアニメーションも制作しました。

もう一つ実は狙いが有るのですが、メールやTwitterなどでたずねていただければお答えします!
ブランディングや戦略に関わることでもありなかなかブログにはかけない内容になっておりまして・・・

今後の展開

今後の展開としては、観光や日本文化をお知らせできるような企画コラムの数を増やす。
神社の情報だけでなく観光パッケージとして成り立つようにサイト運営していく方針で動いていきます。

あとはメディアのアプリ化です。
ここまでを来年中には全て終わらせて2020年までコンテンツを増やしまくることになるはずです。

インバウンドメディアを作ってみて

インバウンドメディアを作ってみて、すごく色々な反響がありました。
例えば、WordPressのコミュニティーで登壇することになったり、神社関係の方を含む様々な方と出会い意見を交換したり一緒にメディアを作ったりすることが出来ました。

メディアを運営するという事はとても大変です。
メディアを見てくださってる方が何を求めているか常に追求する日々が続きます。

それを楽しみながら私は出来ています。
掲載料などは今の所いただくつもりはないですが収益化ももちろん見込んでおります。

色んな事を考えながら出会いがあり、仕組みを考えて収益化もできる。
特にインバウンドを意識していると外国の方からもメールが来たりするのでとても楽しいです。

今回はインバウンドメディアを作った話でしたが、WordPressを使った多言語ブログでしたら今回紹介しましたPolylangを使って割と簡単に出来ます。
ぜひぜひ、お試し下さい!サイトのアクセスが伸びだすと本当に外国の方からメールが来てコミュニケーションをとることができたりします。
そのようなことがお好きな方はすごくおすすめです。

和風デザイナー

和風デザイナーシミズ ヒロカズ

1987年京都府生まれ。奈良県の大学にて奈良文化、デザイン、アニメーションを学ぶ。

印刷物の編集プロダクションで編集とライターを経験した後、オンラインショップのマーケティングを担当、Web制作会社を経て独立。

日本の歴史・文化・伝統を取り入れたデザインを得意とする和風デザイン専門店ひだちデザインを開業。

デザイン・メディア・イベントを通して多くの方に日本文化を生活や事業に活かして頂くべく事業展開。