デザイナーの私がホームページ制作の際に考える事

デザイナーの私がホームページ制作の際に考える事
  • tweet
  • いいね!
  • はてなブックマーク

更新日時

制作時に考えている事

ホームページを作る時には必ず何か事情があって制作をすることがほとんどです。 Web自体も多様化するなかで『どのようなホームページを作る』ではなく『商品やサービスのために何が必要なのか?』を考えるようにしています。

何のためにつくっているのかを忘れない

ホームページを制作する上で大切なのはつくるホームページがどう必要とされるかです。 自分はホームページを作る事だけが仕事だと考えて仕事をするよりモチベーションが上がりますし、お客様やその先のエンドユーザーに必要とされることが多いです。

ホームページが必要かどうかも考える

クライアントと打ち合わせをする中でホームページではなくて、「カードやリーフレットなど印刷物を店舗に置いたほうが効果的ではないですか?」という提案する場面もあります。 「ホームページを買いに来た人に印刷物を売るのか?」そう思われる方も多い事と思います。このことについて私は『ホームページを売っているのではなく、ホームページが必要な理由と解決先を提案する』と考えています。 ホームページを作ることが目的ではなくてその先にあるホームページが必要な理由を見つめる事を大切にしています。

クライアントと一緒につくる

私はホームページ制作する時にホームページを作っているというより、クライアントと一緒に何かを成し遂げるというイメージでホームページを作っています。 例えば、『商品をPRするためのホームページが欲しい!』というご依頼に対してどのように商品をPRするかということを考えます。この商品を絶対に今より認知させてやる!そのために何をするべきかを常に考えています。

コンセプト

ホームページ制作には必ず目的があります。 単にホームページと言ってもブランドサイト、ECサイト、企業コーポレートサイトなどその種類は多くあります。

商品やサービスを熟知する

コンセプトを知る際には、パンフレットなどを見るだけではなくきちんとクライアントのお話を聞くようにしています。場合によっては、クライアントだけでなく顧客に声をかけたり、飲食店などなら数時間その場に留まってどのようなお客さんが来ているか実際に確かめる事もあります。

コンセプトを提案する

もちろん、商品やサービスのコンセプトを変える事は難しいです。 ですが、お客様の求めるものに対しての解決案のコンセプトを提案することは大切です。

ターゲットを明確に持つ

効率的な集客のためには、ターゲットとなるユーザーを明確にする必要があります。 性別・年代・職業・趣味嗜好など…できるだけ具体的に情報を集めます。 情報はコンセプトと同じようにクライアントにインタビューをしたり、実際の現場に足を運んだりしています。

スケジュール感を大切にする

トラブルになりそうな事は事前に書き出す

クライアントの確認遅れ、動作不良、ブラウザー間での崩れなど… 細かい所まで書き出していきます。

スケジュールの提案

クライアントはホームページ制作のプロでないことが多いです。 そのため、どこにどれだけの工数がかかるかわかりません。 いつまでにデザイン案が完成するのか? クライアントのデザイン確認時間はどれぐらいかかるか? コーディングはどれぐらいで完成するか? CMS化はどれぐらいで終わるか? など… 仕様やボリュームを加味してトラブルを想定した上でスケジュールを提案します。 この時、もっと早くやってほしいと交渉が入る時があるのですがこれは交渉と割り切る事が大事です。

まとめ

実はホームページをつくる時に考えている事のほとんどは制作以外の事を考えています。コンセプト、最終目標、スケジュール、最後にそれらをまとめてデザインに入ります。 実際にクライアントはホームページを作る事が最終目標じゃないという事が重要になってきます。

和風デザイナー

和風デザイナーシミズ ヒロカズ

1987年京都府生まれ。奈良県の大学にて奈良文化、デザイン、アニメーションを学ぶ。

印刷物の編集プロダクションで編集とライターを経験した後、オンラインショップのマーケティングを担当、Web制作会社を経て独立。

日本の歴史・文化・伝統を取り入れたデザインを得意とする和風デザイン専門店ひだちデザインを開業。

デザイン・メディア・イベントを通して多くの方に日本文化を生活や事業に活かして頂くべく事業展開。