日本人は縁起が良いものが好き!!
例えば、お正月に節句、神社では様々なお祭りが年中催されています。
そんな日常の中に溶け込んだ『めでたさ』や『はなやかさ』をどうやって表現すればいいのか?
『縁起のよいデザイン』では、そのような表現手法と実例などを紹介しているデザイン参考書になります。
縁起のよいデザインで紹介している範囲
縁起のよいデザインは、4章に分かれておりそれぞれ『縁起の良いモチーフ』『ロゴと展開』『広告・PR』『パッケージ・年賀状・グッズ』に分かれております。
縁起の良いモチーフ
一章の『縁起の良いモチーフ』では縁起のいいイラスト、柄などのモチーフを縁起のいい理由を添えて紹介されています。
もちろん、見ただけでこのモチーフは縁起がいい!こういうデザインに使いたい!と思う次第ではありますが、きっちり説明も出来るようになるのでデザインに説得力がまします!
ロゴと展開
二章の『ロゴと展開』では、実際に使われているロゴとそのロゴがどのような商品やサービスにおいてどうやって使われているかを紹介。
もちろん、デザインコンセプトなども紹介されています。
章の初めに掲載されている。縁起のいいロゴと悪いロゴのコラムもすごく勉強になりました!
広告・PR
『広告・PR』の章ではポスターを中心とした縁起のいい紙媒体の紹介と解説が掲載。
紙ではありますが、WEBでも縁起のいい和風のメインビジュアルやLPなどに応用が効くものが多いです。
パッケージ・年賀状・グッズ
『パッケージ・年賀状・グッズ』の章ではそのままですが縁起のいいパッケージやグッズなどが紹介、解説されています。
ここで面白いなーっと思ったのが縁起のいいグッズが日本的な美しさ古さを持ちながらもかっこよく今風に見えるようにデザインされているものがいくつも紹介されている点です。
例えば、酒樽をすごく和風だけどもすごく若者受けしそうな感じにデザインされていたり、
お守りや御朱印帳も和風テイストな感じをもつカラフルなデザインで若い女性に受けそうなデザインが紹介されています。
縁起のいいデザインと和風デザイン
冒頭にも書きましたが日本ほど縁起のいいものを好む国はそうないと思います。
美術館などで日本美術を鑑賞していても七福神の絵や縁起のいい花、文様など多くあります。
日本には古くから神道というものがあり、
それは自然信仰だったりします。
自然の中に神秘を見つける。
日常の中に神様を見つける。
古来より日本人は縁起の良いものを見つける天才だったのかもしれません。